宝エステートサービス株式会社
温浴部後田 和貴KAZUKI USHIRODA
2021年新卒入社。高校の友人から誘われ、大学1年生から温浴施設「湯~とぴあ宝」でアルバイトを始め、大学卒業後そのまま正社員に。対人恐怖症気味だった大学時代を彷彿とさせるような受け答えの裏に、7年間続けたから導かれた、確固たる接客論が垣間見られた。
人と話すのが昔から苦手。
なのに、人と話す仕事を選択。
「一緒にバイトしよう」。ある友人の一言がきっかけで、深く考えることなく「湯~とぴあ宝」でアルバイトをはじめました。結局卒業まで続けるのですが、今振り返るとあっという間でしたね。他人と話をすることが元々苦手で、当初は接客が億劫でたまりませんでした。それが、段々と楽しくなっていったのです。
「湯~とぴあ宝」は地元密着型店舗なので、常連のお客様が多くいらっしゃいます。接客を続けていると、業務以外の会話をお客様と自然と重ねるようになり、お互いかしこまった関係性ではなく、フランクに話ができるようになりました。
私は福祉系の大学に在籍していたので、福祉関係の仕事に就くことも考えました。でも途中から、自分には福祉が向いていないと気づき、進路に関して相当悩みました。自分にとって身近にあった社会との結節点。困ったときはいつも助けてくれた人たち。それが、「湯~とぴあ宝」の社員さんだったのです。
“サキヨミの後田”誕生へ。
ブレイクスルーのきっかけは!?
「正社員になったらどう?」。ある社員の方の一言がきっかけで、今回はさすがに色々と考えて「湯~とぴあ宝」への入社を決意しました。アルバイトとして4年間関わらせていただき、上下関係なく常に仲のいい人間関係と、その職場環境が好きだったのです。
改めて社員として働く中で、お客様一人ひとりの特徴を覚えて接客すると、笑顔が次第に増えていくことに気づきました。それでこちらも笑顔になる。どんどん接客の精度も上がるし、何より自分自身が楽しくなります。このプラス循環の法則を見つけてからは、ノートにお客様の特徴をメモして必死に覚えました。
私は昔から話すことは苦手ですが、面白い話ができなくても、目の前の人に笑顔になってもらうための接客ができることを仕事を通して知りました。今ではお客様が求めていることを先読みしてご案内できるようになりました。
待遇や立地だけでは続かない。
仕事選びは、職場の雰囲気が決定打。
アルバイト時代に一人で「湯~とぴあ宝」の2階の受付を任せていただいたときに、大きく成長できたと思っています。社員の方に迷惑をかけてはいけないと思い、自分の頭で考えて行動できたからです。
そのとき、私の判断や行動が間違っても、社員の方はいつも守ってくれました。常に私のことを気にかけてくれて、見ていてくれていたのです。社員になった今、今度は逆の立場から現場を守っていきたいと思っています。
※掲載の内容は取材時点のものです
趣味は旅行。
旅行先の美味しい名産をいただくのにハマっている。