宝

タクシー事業部中井 愛乃AINO NAKAI

2022年短大を卒業し入社。二種免許の取得制限が引き下げられ、“宝タクシー史上最年少ドライバー”に。
目立つ肩書きの裏で、不安な気持ちにいつも押し潰されそうになるが、持ち前の負けん気と好奇心をエンジンに、自分の感情とキャリアを上手にハンドリングしている。

2022年短大を卒業し入社。二種免許の取得制限が引き下げられ、“宝タクシー史上最年少ドライバー”に。
目立つ肩書きの裏で、不安な気持ちにいつも押し潰されそうになるが、持ち前の負けん気と好奇心をエンジンに、自分の感情とキャリアを上手にハンドリングしている。

試練の数は、乗り越えた数。
好奇心ガール、いま奮闘中。

3カ月ほど前までメンタルは最悪でした。周りのサポートもあり運よく「宝史上最年少のドライバー」になって仕事に慣れてきていた矢先、お客様の送迎中に自動車同士の軽い接触を経験しました。

ミラー同士が接触する程度で、こちらは破損すらなかったのですが、初めての経験で頭はパニックに。 すぐに側道に停車し、お客様の身の安全を第一に確認をしました。幸いお怪我はなく、とにかく安心しましたが、それ以来、運転するのが怖くなったのです。そこで、上司に「他の部署に異動するか、退職させていただけないか」と相談しました。

ドキュメント・宝タクシー。
その時の上司は?その後の顧客は?

泣きながら話す私の前で、上司も泣いていました。しかし「異動も退職もまだ早過ぎる。ここでその選択をするのはただの逃げでしかない」と言い聞かせてくれました。
まだ決心がつかずに落ち込んでいるとき、接触時に乗られていたお客様からら営業所へ電話が入りました。怒られるかなと思って運行管理者に伺うと、思わぬひと言が待っていました。

「ちょっと乗っていきたいんだけど、また送迎してくれないですか?」
まさかの配車のご依頼でした。そして送迎中ずっと私を励ましたくれたのです。
「また乗りたいから呼ばせてもらいました」この言葉と同時に、あれからもう5回以上変わらず配車依頼をいただいています。

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周りに助けられて“いま”がある。
希少性を武器に、今日も名もなき道を走る。

私がいま「この会社で初めて」という前例のない道を走れているのは、社内も社外も含めた周りのおかげ。ただ、日々意識していることは、若い女性ドライバーという希少性です。
まだまだタクシー業界は若い女性ドライバーは少ない。でも宝タクシーは若い女性が多く、手当や制度が充実しているため働きやすい環境だと思います。

ここは、前例がなくても一生懸命努力すれば、それを常に見ていてくれて、何かあったときには助けてくれる職場です。今回のトラブルを経験して、改めてそう思いました。だから学生の皆さんも若さを武器に、自分の信じることに全力で走ってもらいたいです。きっと周りの人たちが助けてくれますよ。

※掲載の内容は取材時点のものです

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趣味は旅行や映画鑑賞。最近はお菓子作りを始めて、
のんびりとした休暇を過ごしている。

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